私は製作するペースが非常に遅く、1年におよそ2〜3本しか製作していません。4ヶ月で2台製作することが出来ますので、休みなく製作を続ければ6台が最大の製作本数です。
2024年8月で製作実績がギターとウクレレ合わせて6台になりました。
さて今年の計画ですが、新しく設計したオリジナルのクラシックギターを2本製作します。他には現在受注しているウクレレを1台、その他のウクレレを2台作る予定です。合計で5台です。
クラシックギターは設計が全く新規であること、製作方法をネック、横板、裏板、表板の順番で組み立てる方法に変更し、ペオネスの取りやめ、かつロゼッタも木口を使わない木端だけの方法にしますので、かなり難題が山積みとなっておりそう簡単には進まないと予想されます。
毎回このように新しい方法に変更したり、アイデアを取り入れたりしていますので、製作がとても遅いのかもしれません。一方で私自身がもうそろそろ製作方法を一つに固定して楽になりたいという考えもあります。
特に組み立て順序を変えて表板を最後に取り付ける方法は、サントスエルナンデスの本から得た知識ですが、いろいろ調べたり、確認したところ非常に音作りに有効であると考えられるので、とても楽しみにしています。
写真はサントスエルナンデスのソレラ(製作台)です。この写真を見て何を思い、どう考えるかは見た人次第だと思います。 2023.08.23